川崎重工、LPG運搬船 ナデシコ ガス を引き渡し

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川崎重工は1月15日、ガス ダイアナ トランスポート インク向けLPG運搬船「ナデシコ ガス」を引き渡した。同船は、川崎重工建造のLPG運搬船として49隻目、同型船としては10隻目となる。

同船は、全長226メートル、総トン数4万5812トン、航海速力は約16.95ノット。同社が開発した船首形状(SEA-ARROW)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波の抵抗を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図ってる。

また、低温で液化された石油ガスを積載するため、船体とは独立して低温収縮を吸収できる独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設置。貨物タンクは、マイナス46度までの低温液化石油ガスを積載することができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱が施工されている。

主機関は省燃費型の超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、さらに川崎フィン付ラダーバルブの採用により、燃料消費量の低減を図っているほか、燃料油タンクを二重船殻構造とすることで、万一の際の海洋汚染防止対策を施し、環境に配慮した船としている。

《纐纈敏也@DAYS》

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