1月14日、米国でデトロイトモーターショー13が開幕した。アウディのブースでは、『SQ5』のガソリンエンジン搭載車がワールドプレミアを飾っている。
SQ5はアウディの中型SUV、『Q5』のハイパフォーマンスモデル。『S3』、『S4』、『S6』、『S8』などに続いて、アウディの高性能グレード、「S」の最新作として登場した。
実は、SQ5は2012年6月、ルマン24時間レースで初公開。アウディのルマンレーサーがディーゼルを積むことに合わせ、SQ5のディーゼル仕様が先行デビューしている。
この『SQ5 TDI』には、2967ccのV型6気筒ターボディーゼルエンジン、「3.0TDI」を専用チューニングして搭載。最大出力313ps、最大トルク66.3kgmを獲得し、0‐100km/h加速5.1秒、最高速は250km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを実現していた。
今回、デトロイトモーターショー13でワールドプレミアされたSQ5は、ガソリンエンジン搭載仕様。3.0リットルV型6気筒スーパーチャージャー「TFSI」ユニットは専用チューンを受けており、最大出力354ps/6000-6500rpm、最大トルク47.9kgm/4000-4500rpmを引き出す。
トランスミッションは、8速ティプトロニック。駆動方式はアウディ独自の4WD、クワトロ。SQ5のガソリン仕様は、0‐100km/h加速5.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)と、ディーゼル版とほぼ同じパフォーマンスを実現する。
なお、このSQ5、アウディはガソリン仕様を北米や日本、ディーゼル仕様を欧州に投入する計画。市場の嗜好に合わせたエンジンの選択を行っている。