IHI、ダイムラーとの欧州ターボチャージャー事業の合弁解消、単独資本へ

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IHIは、2001年にダイムラーと合弁で設立した車両用ターボチャージャの欧州拠点「IHIチャージング・システム・インターナショナル(ICSI)のダイムラー出資分49%を引き受けて、IHIの単独資本化することで合意した。

IHIは現在、ターボチャージャの生産拠点を世界6か国に展開しており、グローバルに製品を供給するため、ICSIを含めて既存の枠組みを超えて各拠点間で連携を深め、スピードと効率を追求している。こうしたIHIの方針と、本業へのリソース集中を進めているダイムラーと意見が合致し、今回IHIの単独資本化で合意した。

ICSIは、IHIが技術を提供しダイムラーがニーズを提供することで、欧州の有力ターボサプライヤを育成するという方針のもとに設立したが、12年間の協業を経て当初の設立目的が達成されたと、している。ICSIは独立し、IHIグループ各社との連携を深め、事業を拡大する体制を整える。

ICSIは、ターボチャージャの設計、開発、販売を行うほか、ドイツとイタリアにターボチャージャの製造拠点を持ち、2012年度の生産台数は約200万台。IHIでは、引き続きICSIの開発・製造体制を強化し、2015年度には、ICSIの生産台数を約300万台に拡大する。

主要顧客としてのダイムラーとの関係は継続し、これまでの協業を通じて培ってきた相互理解を生かし、ビジネス関係を維持強化する。

《レスポンス編集部》

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