国営テレビの天気予報で捏造? ベトナム

エマージング・マーケット 東南アジア

【ベトナム】ベトナム北部で気温が10度以下まで下がるなど寒気団が南下する中、ベトナム国営テレビ(VTV)で天気予報の捏造(ねつぞう)疑惑が持ち上がった。

 現地紙アンニントゥーゾによると、問題が指摘されているのは、VTV第1チャンネルで毎日午前6時15分に放送されている天気予報。現在ベトナムでは気温が10度を下回った場合、小学生は登校せずに自宅待機する措置が取られているが、天気予報で気温が10度以下になると報じられても、実際には気温が10度を上回るケースが続出したのだ。

 これについて、同紙はVTVが低温情報を携帯電話向けのショートメッセージ(SMS)で配信し、利益を上げるため、気象当局からの情報とは異なる情報を配信している疑いがあると報じた。記事は気象当局者が「VTVが流している天気予報の情報源は気象当局ではない」と証言したと伝えた。

 しかし、騒ぎが拡大するや、当局者は発言は誤りだったと釈明。温度表示の誤りは局の技術的ミスだった疑いがあるとしたが、視聴者の不信感は消えていない。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  6. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  7. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  8. 【エンジン音あり】話題の新型ホンダ『CB1000F/SE』の“図太”直4サウンドを鈴鹿で堪能! ライポジ&足つきを最速チェック
  9. ソニー・ホンダ初のEV『AFEELA 1』、量産試作を開始…ホンダの米オハイオ工場で
  10. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る