石油・ゴム業界の被引用特許件数、トップはブリヂストン…パテントリザルト

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石油・ゴム業界 被引用特許件数ランキング2012 上位10
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パテント・リザルトは、独自に分類した「石油・ゴム業界」の企業を対象に、2012年の特許審査過程で、他社特許の拒絶理由通知に引用された件数を企業別に集計した「石油・ゴム業界 被引用特許件数ランキング2012」をまとめた。

ランキングは、2012年11月までに公開されたすべての公報について、2012年1月から11月末までに拒絶理由として引用された公報を抽出。さらに引用元の名義と拒絶通知を受けた公報の名義が異なるものについて企業別に集計した。

集計の結果、2012年に最も引用された企業は、ブリヂストンの1361件、次いで出光興産の925件、住友ゴム工業の765件となった。

1位ブリヂストンの2012年に最も引用された公報は、「天然ゴム、ゴム組成物及び空気入りタイヤ」。後発の住友ゴムの出願5件の拒絶理由に引用された。また、2012年にブリヂストンの公報によって拒絶理由通知を受けた件数が最も多い企業は横浜ゴムとなっている。ブリヂストンの205件が引用され、横浜ゴムの144件が拒絶理由通知を受けている。

2位 出光興産の最も引用された公報は、「有機エレクトロルミネッセンス素子及びそれを用いた表示装置」。住友化学やセイコーエプソン、コニカミノルタ、ROYAL PHILIPS ELECTRONICS、OSRAM OPTO SEMICONDUCTORSなど11件の拒絶理由通知に引用された。同社は、石油・ゴム業界に分類されているものの、最も引用件数が多い分野は有機EL関連の技術となっている。そのほか、「潤滑油」「樹脂組成物」などの分野で多く引用されている。

3位の住友ゴム工業は、「フレキソ印刷用版ならびにその製造方法およびそのフレキソ印刷用版を用いて有機発光層を形成する工程を含む有機EL素子の製造方法」が最も引用された。旭化成、住友化学、ミマキエンジニアリングなど、10件の公報の拒絶に引用された。この特許も有機EL関連の技術だが、住友ゴム工業の場合は、分野別に見ると、引用されている公報のほとんどが「タイヤ全般」に関する技術となっている。

そのほか、4位横浜ゴムは「トランスポンダ及びそのシステム」が、5位のJX日鉱日石エネルギーは「軽油組成物」が、それぞれ最も多く引用されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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