トヨタ自動車とスバル（富士重工）の新型FRスポーツカー、『86』と『BRZ』。米国市場に2012年5月下旬、投入された両車について、2012年12月の販売結果がまとまった。
これは、両社の米国法人が明らかにしたもの。86は、米国ではサイオン『FR-S』として、2012年5月に納車がスタート。一方、BRZも2012年5月から、米国でのデリバリーが始まっている。
まずはBRZだが、12月の販売台数は497台。BRZのこれまでの米国販売は、6月818台、7月498台、8月623台、9月508台、10月402台、11月527台。BRZの米国販売は上昇と下降を繰り返しているが、12月は下降傾向を示す。2012年5‐12月累計では、4144台を売り上げた。
ちなみに、同じ日本車のスポーツカーとして、競合するマツダ『MX-5ミアータ』（日本名：『ロードスター』）は2012年12月、前年同月比16.2％増の394台を販売。2012年年間では、前年比11.1％増の6305台となる。
スバルオブアメリカのビル・サイファース営業担当副社長は、「スバルの2012年の販売新記録達成は、強固な商品ラインナップと新しい顧客、優れたディーラーネットワークのおかげ」とコメント。
一方、サイオンFR-Sの12月実績は1495台。同車の販売は、6月の2684台をピークに、7月1649台、8月1913台、9月1133台、10月1107台と下降。しかし、11月には1350台と盛り返した。12月の1495台の実績は、販売が上向き傾向にあることを示している。
なおサイオンFR-Sは、2012年5‐12月累計で1万1417台を販売。1万台の大台を突破。スバルBRZとの合計では1万5561台と、1万5000台を超えている。
