飲酒運転と信号無視で死亡事故を起こした男、起訴内容を認める

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昨年8月、和歌山県和歌山市内で乗用車を飲酒運転し、さらに信号無視を原因とする死亡事故を起こしたとして、危険運転致死罪に問われている63歳の男に対する裁判員裁判の初公判が21日、和歌山地裁で開かれた。被告は起訴内容を認めている。

問題の事故は2012年8月23日の午後3時35分ごろ発生している。和歌山市善明寺付近の県道で、自転車で横断歩道を渡っていた65歳の女性に対し、赤信号を無視して交差進行してきた乗用車が衝突。女性は約25m先まで弾き飛ばされ、全身強打が原因で死亡した。

クルマを運転していた男からは高濃度のアルコール分を検出。検察は後に悪質な飲酒運転だったとして、危険運転致死罪で起訴していた。

21日に行われた初公判で、被告の男は起訴事実を認めた。続いて行われた冒頭陳述で検察側は、男が事故直前に車内でウイスキーを飲んでいたと指摘。現場の交差点手前で信号は赤になっていたにもかかわらず、70-80km/hで進入していたことも指摘した。

これに対して弁護側は「被告は高いストレスから仕事へ行く前に酒を飲んでしまった」などと主張している。

《石田真一》

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