輸入鋼材18種の関税免除、2月1日に終了 マレーシア通産相

エマージング・マーケット 東南アジア

【ペタリンジャヤ】マレーシアの通産省は1月22日、2月1日付で18種の鉄鋼製品について、輸入関税免除を停止すると発表した。国内鉄鋼産業の再編、競争力の強化が目的だ。

通産省はまた2月21日付で、鉄鋼製品輸入のための暫定輸入許可証(TCOA)の発行を停止する。しかしこれまでTCOAを利用していた業者を配慮し、6か月間は速やかな通関サービスを提供する。

発表に当たりムスタパ・モハメド通産相は、自由貿易を推進する国際的義務を果たしつつ、国内鉄鋼産業の発展を促すための適切な措置を講じると表明した。

具体的には、低品質の鉄鋼製品の輸入を抑制するため品質基準を重視する。輸入業者は政府が認証した内外検査機関に品質検査を依頼することができる。

通産省は3月末までに、人材育成、研究開発、規格の策定、検査に当たる機関としてマレーシア鉄鋼協会(MSI)を設ける。

小栗 茂

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