兼松など、関西国際空港の急速充電器を使ってEVタクシー自動予約機能の実証実験

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兼松など、関西国際空港の急速充電器を使ってEVタクシー自動予約機能の実証実験
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兼松とモーションは、大阪府、日本ユニシスの協力を得て、電気自動車(EV)タクシーから急速充電器を自動で予約する機能の稼働実験を、関西国際空港に設置された急速充電器を活用して開始した。

環境省の「2012年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業/EVタクシーの実用化促進と運用方法確立のための実証研究」の一環。

今回の事業では、EVタクシー運行最適化システム(EVOTシステム)の自動予約機能を使って、EVタクシーの電池残量をリアルタイムで監視して、EVタクシーが関西国際空港近隣に利用者を送迎した際に電池残量が一定未満になると算定された場合、自動的に到着時間を予測して、急速充電器の利用を予約するもの。

EVタクシーの充電待ち時間による営業時間の逸失を最小限に抑えることが目的。自動予約機能の稼働期間は、1月28日から2月28日までの1カ月間の予定。

対象となるEVタクシー車両は、事業に参加している大阪府内の34台で、一般車両からは自動予約機能の利用できない。

兼松、モーションは、2011年度から同事業を環境省から受託して、充電器の自動予約機能を含むEVOTシステムの開発・運用を行うとともに、2010年度からVOLTAシステムを開発して、関西で充電インフラサービスの提供している。

大阪府は、2010年3月から運用している充電予約・認証システム「おおさか充電インフラネットワーク」に接続した急速充電器を活用して、大阪での各種実証環境の提供などを展開している。今回の事業で活用する関西国際空港の急速充電器は「おおさか充電インフラネットワーク」に接続されている。

日本ユニシスは、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「スマート・オアシス」を開発し、大阪府を始め、各自治体などの国内各地の社会実証実験に提供している。今回の事業で日本ユニシスは、スマート・オアシスを含む多様なシステム環境下、EVOTシステムの自動予約機能を稼働させる実験に協力する。スマート・オアシスとのインターフェース開発、運用を行う。

《レスポンス編集部》

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