川崎重工は1月29日、神戸工場において、パナマ・ティービーバルクシップ向け58型ばら積運搬船「イースターK」の進水式を行った。
同船は、川崎重工が新たに開発した58型ばら積運搬船の26番船で、進水後岸壁にて艤装工事を行い、2013年3月に竣工し、船主に引き渡す予定。
同船は、船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物が積載可能な5船倉を持つほか、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30tデッキクレーンを装備。荷役設備のない港湾でも荷役作業を可能としている。
省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに同社開発のカワサキフィン付きラダーバルブや抵抗の少ない滑らかな船首形状を採用。推進性能を向上させることで燃料消費量を低減させている。