KYBは、ヤマハ発動機と業務提携し、日本で二輪車用緩衝器の合弁会社を設立すると発表した。
KYBのAC(オートモーティブコンポーネンツ)事業の二輪車用油圧緩衝器部門の事業規模を拡大するため、同部門を会社分割。新設する「KYBモーターサイクルサスペンション」に移管した上で、7月1日に新会社にヤマハ発動機が出資する。
新会社の資本金は4億円。出資比率はKYBが66.6%、ヤマハ発動機が33.4%。
油圧緩衝器専門メーカーKYBと二輪車メーカーのヤマハ発動機それぞれが保有する経営資源やノウハウを相互活用することで、二輪車用油圧緩衝器のグローバル供給体制を整備し、世界トップクラスの性能を持つ製品を市場投入し、ヤマハ発動機を含む全ての二輪車メーカーへの拡販を目指す。
KYBとヤマハ発動機は昨年9月、インドで二輪車用油圧緩衝器を合弁製造する会社を設立することで合意している。2012年12月11日にKYB当社が設立したKYBモーターサイクル・サスペンション・インディアに今年7月1日付けでヤマハ発動機に対して新株を発行することで合弁会社化し、合弁事業を開始する予定。