日産、本社に事業所内託児施設を開設…仕事と育児の両立を支援

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車・桐竹里佳室長
日産自動車・桐竹里佳室長 全 6 枚 拡大写真

日産自動車は1月29日、横浜市の本社に事業所内託児施設を開設し、報道陣に公開した。ダイバーシティディベロップメントオフィスの桐竹里佳室長は「仕事と子育てを両立していける環境を整えることで、よりパフォーマンスを発揮できる状況を目指していく」としている。

日産では女性の積極活用や外国人の登用などのダイバーシティの取り組みを進めており、桐竹室長によると、その成果として「2004年に退職した女性のうち子育てを理由にしたものが22%あったが、直近では4%と、ほとんどいない状況になった」という。

その一方で「首都圏エリアでの託児所の不足は深刻で、日産の女性従業員もその点については同様の悩みを抱えている。(育児で)休職中の社員にとっては復職時期を決めるカギが託児所を確保できるかどうかにかかっている」と指摘。

このため日産では2005年に厚木市にある日産テクニカルセンターに事業所内託児施設を初めて開設し、「今、42名の定員いっぱいの状況」という。また2012年10月に同じく厚木市になる日産グローバルインフォメーションセンターにも設置。今回、3か所目となる施設を本社内に新設した。

本社6階の社員食堂フロアの一部を改装した。受け入れ保育定員は6名。桐竹室長は「こうした施設を持つことによって、従業員がいつでも復職できる体制を整えたい」と話す。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る