JALと日本郵便、台湾とシンガポール向け小口保冷配送サービスを試験的に実施

航空 企業動向

日本航空(JAL)と日本郵便は、国際スピード郵便(EMS)による小口の保冷配送サービス「クールEMS」を、台湾とシンガポール宛てに試行的に提供すると発表した。

日本食の普及、食の安全への関心や、日本への観光客の増加などから、アジアでは、日本の食品や食材へのニーズが高まっている。特に、日本の果物などの農産物、刺身などの新鮮な魚介類、地方の特徴ある産品などは、外国人にも人気がある。

一方で、日本で引き受けた食品を低温度のまま海外の個人宅まで配達するネットワークが存在しない。このため、こうした食品を入手するには、現地のデパートやスーパーで売られている限られた商品を購入するか、日本に旅行した際、お土産として直接持ち帰るしか方法がなく、個人が簡便に入手するのは困難だ。

こうした状況の中、JALの国際線での保冷の航空輸送のノウハウと、日本郵便による国際スピード郵便のアジア主要都市への翌日配達・翌々日配達が協力することで、国をまたいだ小口の保冷配送サービスを、一部の地域で試行的に実施する。

台湾とシンガポール向けで、国際スピード郵便により配送する。引き受けから配達まで72時間~80時間程度一定温度(2~10度)に冷蔵できる専用の保冷容器・保冷剤を活用して保冷配送する。海外への航空輸送は、JALが輸送する。

日本からの差出郵便局は、千歳郵便局(北海道)と川崎港郵便局(神奈川)のみで、試行実施の結果により、今後、差出郵便局を拡大する予定。

期間は4月1日~2014年3月31日までの1年間。

JALと日本郵便は、今後も両社で連携して、香港、上海、韓国その他アジア地域への配送エリア拡大や、冷凍品も含めた保冷配送サービスの拡充を図り、日本の地方の中小事業者の海外販路開拓も支援する。

《レスポンス編集部》

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