国際宇宙ステーションと天の川が綴る…南半球、夏の夜の物語
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南半球の夏の夜空と海のイメージは、2013年1月の始めにアルゼンチンのブエノスアイレスで記録されたもの。しかしこのイメージに登場しているのは地球の雲だけでなく、水平線上に天の川の描く弧に沿うようにして、星に満ちた雲や星雲、南十字星の近くの石炭袋、ピンク色の輝きを放つ竜骨座星雲が彩りを添えている。
竜骨座のα星とこの夜空で2番目に明るいカノープスは、地球から約300光年の果てで輝きを放っている。
400キロメートルの高度で太陽光線によって光る国際宇宙ステーションは、この5分間の露出によるイメージの中で、一本のほぼ直線的な流れとして現れている。
《河村兵衛》