エアバス、A321neoに客室スペースの効率化で座席数を増やせるオプションを追加

航空 企業動向
エアバスA321にオプションを設定
エアバスA321にオプションを設定 全 1 枚 拡大写真

エアバスは、「A321neo」の客室スペースを利用した新しいオプションを提供すると発表した。

新しいオプションは、客室の座席設計で革新技術を導入した。非常口ドアの数を増やすことで客室の柔軟性を高め、快適性のレベルを変えることなく、A321neoで最大236席を装備することが可能となる。搭乗者の快適性を損なうことなく客室スペースをより効率的に利用するもので、2017年後半から利用可能となる。

新オプションでは、主翼上部の位置に、非常口ドアを追加することで、座席数の上限を増やし、航空会社は客室スペースをより有効活用できるようになる。このオプションに加えて「スペース・フレックス」を適用することで、従来の最大座席数220席に16席を追加し、最大で236席を備えることが可能となる。航空会社はシートマイルコストを約5%削減できる。

また、もう1つのオプションとして、客室前方部分の非常口ドアを動作させないことで、客室前方部分が分割されずに座席を設置するものを設定した。座席クラスが複数ある場合、この柔軟性が高まる。特にプレミアム・クラスなど、高い快適性が必要となる長距離の路線に適している。

A320ファミリーは単通路型機で最も幅広い胴体幅を持ち、エコノミー・クラスで18インチ幅の座席がエアバスの標準となっている。

A320neoはA320ファミリーに環境効率の高い新型エンジンを搭載するオプションで、最初の機材が2015年に就航する予定。大型のウイングチップであるシャークレットを取り付けることで最大15%燃料節減が可能で、NOxの排出量もCAEP/6基準を50%下回り、騒音も大幅に削減する。

2010年12月に発表してから累計1700機以上の受注を獲得した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る