日本外航客船協会は、会員クルーズ会社が運航する日本籍クルーズ客船4隻の2012年(1月~12月)の国内港湾への寄港回数調査結果をまとめた。
合計寄港回数は「飛鳥II」の世界一周クルーズとアジアオータムクルーズ、「にっぽん丸」の南洋の楽園クルーズ、「ぱしふぃっくびいなす」の皆既日食・ニュージーランドクルーズなど、海外ロングクルーズが実施されたものの、前年と比べ2回増の654回とほぼ横ばいだった。
港別で、寄港回数が最高となったのは、前年比6回増の117回を記録した横浜港で、10年連続トップだった。2位は神戸港の88回で前年比4回減った。3位は名古屋港の38回で前年から11回増、4位の二見港(父島)は30回で前年から25回増えた。
5位は九州クルーズの基点港となっている博多港の27回、6位が東京の21回だった。
一方、目的地(寄港地)型の港としては、一昨年世界自然遺産に登録された二見港が名古屋に続く第4位となったほか、沖縄クルーズの拠点港でもある那覇港が3回増の19回となった。宮之浦港(屋久島)は7回減の15回となったが、相変わらず離島は人気。
このほか、北海道クルーズの拠点港でもある小樽港が1回増の15回、大阪・広島港がそれぞれ11回、沓形港(利尻島)が10回、仙台塩釜港が9回、青森・別府・名瀬(奄美大島)港がそれぞれ8回となっている。