チャイナ・オートモビル・パーツ・ホールディングス(中國汽車零件控股、CAP)が1月30日、ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に上場した。
中国企業としては9社目のブルサ上場となる。
株価は一時1.28リンギにまで上昇したが、終値は78センで、売り出し価格(68セン)を上回った。初日には1億9220万株が取引され、ブルサで同日取引が行われた株式全体の16%を占めた。新規株式発行数は3000万株で2.36倍となる応募があった。
CAPは新規株式公開で6120万リンギを調達し、うち2500万リンギを生産拠点の拡大に、610万リンギを生産能力強化に、600万リンギをマーケティング・ブランディングに、720万リンギを上場費用に、1690万リンギを事業資金に充てる。
CAPは長期的な事業計画の一環として東南アジア諸国連合(ASEAN)に製造プラントを開設する計画を立てている。買収や合併を行う可能性があるという。当面は成長が見込まれる中国市場に注力し、今後6カ月以内にマレーシア事務所を開設し投資家や取引先向けの活動の拠点とする。