シトロエンDS3ウルトラマリン、落ち着いた販売動向に一石

自動車 ビジネス 国内マーケット
シトロエン・DS3ウルトラマリン
シトロエン・DS3ウルトラマリン 全 6 枚 拡大写真

プジョー・シトロエン・ジャポンから限定100台で発売された、シトロエン『DS3ウルトラマリン』は、デビューして4年目を迎え、定番化してきた同モデルの購買喚起の役割も担っている。

『DS3』は年間600台前後売れており、シトロエン全体でも15%ほどの割合を占めていると話すのは、プジョー・シトロエン・ジャポン広報部シトロエンPRマネジャーの村田佳代さん。しかし、「一昨年前より台数は少し落ちてきています。定番化してシトロエンの中でもなじんできた感があります」という。そこで、DS3ウルトラマリンなどを登場させ、購買意欲の喚起を狙っている。

このDS3は、日本車のコンパクトにはない上質感をウリにしており、女性にもおすすめだとする。その理由は、「街乗りなど色々なところで、きびきび走ってもらうには、とても走りやすいサイズ感で、取り回しもしやすいのです」と話す。

村田さんは、DSラインの日本国内での展開について「もっと多くの方に乗ってもらい、自分のライフスタイルを磨いてもらいたいのです。例えば、DS3乗って、どこに何を着て行こうかなと考えたり、ライフスタイルの一助になればと考えています。DS3ウルトラマリンであれば、ちょっとした小物をブルーでそろえたりするのも良いですね」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る