北海道十勝地方中部の地震、自動車関連工業地帯は無事

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永井章地震津波監視課長(2月3日・気象庁)
永井章地震津波監視課長(2月3日・気象庁) 全 1 枚 拡大写真

自動車産業の集積地として誘致を進める北海道には、自動車関連の工場が数多く立地する。

その道内で、2日23時20分頃、北海道十勝地方中部でM6.5(暫定値)の強い地震があった。震源の深さは120kmと深く、東日本、中部地方まで震度1を観測する広い範囲で揺れを感じた。

最大震度は浦幌町、釧路市、根室市で震度5強。新冠町、帯広市、音更町、弟子屈町、別海町などで震度5弱を観測した。

気象庁は「積雪の多い地方では雪崩や落雪が誘発される危険性がある」と、注意を呼びかけている。

また、同庁の永井章地震津波監視課長地震は、3日1時20分から会見を行い、地震の傾向について次のように語った。

「北海道の太平洋側、内陸側は地震活動が活発。震源の周辺ではM7クラスの地震も多数発生している。また、日本海溝の付近で発生すると、M8の大きな地震も起きている。10年ぶりというより地震活動の活発なエリアで起こるべくして起きた」

93年1月の釧路沖地震(M7.5)、03年9月には十勝沖地震(M8.0)の地震が発生している。

車載リレーを製造するパナソニック電工帯広のある帯広市は震度5弱だった。同社は「特に地震の影響はない。大丈夫」と語った。また、アイシン北海道、いすゞエンジン製造北海道、トヨタ自動車北海道がある苫小牧市は震度3だったため、「伝えられているとおり震度3の揺れで、特に影響はない」(トヨタ自動車北海道)と、話した。

東日本高速は道東道(トマムIC~足寄・本別IC)を、地震発生から通行止めとし、点検を行った。

《中島みなみ》

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