06年から逃亡のタイ東部有力者逮捕 殺人・汚職で実刑確定

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【タイ】タイのテレビ報道によると、殺人と汚職で懲役30年が確定し、2006年から逃亡していたタイ東部の実力者ソムチャーイ・クンプルーム(75。通称ガムナン・ポ)が30日、バンコク都内で逮捕され、即日、収監された。ガムナン・ポはソンタヤー文化相、東部チョンブリ県のウィタヤー県長、東部パタヤ市のイティポン市長の父親で、今回の逮捕は政局に影響を与える可能性がある。

 ガムナン・ポはバンコク都内の私立病院で偽名で診察を受け、黒い高級乗用車でチョンブリ方面に向かう途中、高速道路上で逮捕された。乗用車にはほかに、女性と運転手の男性が乗っていた。

 ガムナン・ポは姿を消した2006年以降、カンボジアに潜伏している可能性が高いと報じられていたが、最近はチョンブリ県内で暮らしていたもよう。チョンブリ県警が逮捕に消極的だったことから、警察本部の犯罪制圧課が動き、約2カ月前からガムナン・ポの尾行を開始。護衛が離れたすきに逮捕に踏み切った。

 ガムナン・ポは小学校中退後、バスの車掌、船員などを経て、東部で建設・不動産、運送、酒類販売などの事業を展開し、一時は東部最強の実力者と呼ばれた。2003年にチョンブリ県で行われた結婚披露宴の最中に地元政治家が射殺された事件で、殺し屋を雇ってこの政治家を殺害したとして、2012年3月、最高裁で懲役25年が確定した。ほかに公有地をめぐる汚職で懲役5年の判決を受けている。

 クンプルーム家率いる東部の地方政党パランチョンはインラク政権の連立パートナーで、現政権下でガムナン・ポが逮捕されたことで、タクシン元首相派の政権与党プアタイへの不信が生じる可能性がある。

《編集部》

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