MINI JCW クロスオーバー、これまでリーチ出来なかったユーザーへ

自動車 ニューモデル 新型車
MINI・ジョン・クーパー・ワークスクロスオーバー(欧州仕様車)
MINI・ジョン・クーパー・ワークスクロスオーバー(欧州仕様車) 全 12 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、MINI『ジョン・クーパー・ワークスクロスオーバー』の発売を開始した。価格は447万円から。

MINIのサブブランド、ジョン・クーパー・ワークスは、ハッチバックやロードスターなど多くのモデルが存在する。今回登場したクロスオーバーは、それらとは違う性能が与えられた。MINIマーケティング・ディビジョン プロダクト・マネジメント マネジャーの佐藤毅さんは、ジョン・クーパー・ワークスATの試乗会会場において、エンジンの違いを挙げる。「N18エンジンのベースは一緒ですが、160kwと5kwほどアップし、トルクに関しても20Nmアップの280Nmとなりました」。この理由は、ボディの重さや車両の性格を考え、若干だがエンジンスペックを上げたのだ。

また、ジョン・クーパー・ワークスとして初めての4ドアモデルであり、また、四駆システムを搭載されていることも特徴だとする。「ジョン・クーパー・ワークスとしても、トラクションや走破性を考えてALL4システム(四駆システム)は外せませんでした」

このジョン・クーパー・ワークスクロスオーバーを投入したことによる、マーケティング面でのメリットは何か。これまでのジョン・クーパー・ワークスモデルは前述のとおりハッチバックなどで、後席の使い勝手を考えると、なんらかの犠牲を強いられる場面もあった。しかし、このクロスオーバーの導入により、「家族でも楽しめ、色々なところへも行ける。しかも、ATもあるということで、まさしく間口を広げて、皆さまにきびきびとしたミニらしい走りを楽しんでもらえるモデルだと捉えています」とし、「これまでリーチ出来なかったユーザーに対してもリーチ出来るようになると思っています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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