ドイツの高級車メーカー、アウディは2月1日、中国の北京市に研究開発(R&D)センターを開業させた。
今回の研究開発センターは、アウディが属するフォルクスワーゲングループと第一汽車の中国合弁、一汽フォルクスワーゲンとの協力関係を、さらに深める目的で開設。アジア地域において、アウディの中核的な研究開発拠点に位置づけられる。
北京市の研究開発センターでは、アウディのエンジニアがアジア市場向けの商品変更を施す。これには、電装品やナビゲーションシステムなどのコネクティビリティが含まれる。さらに、パワートレインに関する技術開発も手がける計画だ。
アウディは2012年、中国で過去最高の40万5838台を販売。前年比は29.6%増と大きく伸び、中国のプレミアムカー市場をリードした。
アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「この新しいアジアR&Dセンターが、アウディの研究開発の国際化を進める上で、重要なマイルストーンになる」とコメントしている。