三菱自動車の第3四半期決算…車種構成改善で営業利益6.3%増

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三菱・ミラージュ(参考画像)
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三菱自動車が発表した2012年4月〜12月期(第3四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比0.8%減の1兆2826億円、営業利益は同6.3%増の409億円で、減収増益となった。

卸売台数は増加したものの、為替の円高の影響などを受け、売上は微減。営業利益は、円高影響のほか、新型車投入に伴う広告宣伝費等販売費の増加や、昨年12月に発動した軽自動車リコールなど市場措置費用の増加はあったものの、台数・車種構成等の改善に加え、資材費等コスト低減の寄与もあり、増益となった。

販売台数は、同4%減の72万4000台。国内販売は、8月の新型『ミラージュ』に続き、10月には新型『アウトランダー』を発売したものの、軽自動車の販売が振るわず、同11%減の9万2000台となった。北米も、7月に現地生産を開始した『アウトランダースポーツ』の米国での販売が前年を上回ったものの、米国市場向けモデル『エクリプス』『エクリプススパイダー』『エンデバー』の販売減少などが影響し、同24%減の6万2000台となった。欧州・ロシアは同22%減の13万5000台、アジア及びその他は、北アジアなどでの減少はあったものの、3月にミラージュを発売し販売を大幅に増加させているタイをはじめとしたアセアン地域の好調に支えられ、同10%増の43万5000台だった。

経常利益は同80.9%増の523億円、また当期利益については、欧州生産子会社の株式売却に伴う特別損失を計上したこともあり、同27.3%増の173億円となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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