ホンダのタイにおける四輪車の生産販売会社であるホンダオートモービル(タイランド)(HATC)は、プラチンブリ県に年間生産能力12万台の新四輪車工場を建設すると発表した。
新工場は2015年の稼働開始を予定。土地の取得と建屋の建設費用を含めた投資額は約171億5000万バーツ(約446億円)で、立ち上げ時の新工場の従業員数は約1200人(非正規従業員を除く)となる。
HATCは現在、『ブリオ』『ブリオ アメイズ』『ジャズ(日本名フィット)』などを生産。新工場では、グローバルで需要が高まる小型車を中心に生産する予定で、製造工程のショートプロセス化や、最新の生産技術を塗装・溶接工程へ投入することなどにより、高効率な生産体制を目指す。
また、年間生産能力24万台の既存アユタヤ工場では、2013年1月までに設備の追加や改修によって28万台への拡張工事が完了し、今月よりフル生産体制となっている。さらに、生産ラインの延長など、能力拡大に向けた投資を予定しており、2014年には年間生産能力が30万台となる予定。これにより、新工場と合わせたHATCの年間生産能力は、2015年中に42万台となる。