ESAのベガ・ロケットが打ち上げに向けて準備完了

宇宙 エンタメ・イベント
ベガの第1ステージ完成
ベガの第1ステージ完成 全 6 枚 拡大写真

2月4日、欧州宇宙機関(ESA)は2代目『ベガ』ロケットの第1ステージである「VV02」が、フランス領ギアナにあるヨーロッパの宇宙港で発射台に備え付けられたと発表した。

P80固体推進モーターとその推進偏向システムによる中間段0/1から成るアッセンブリーA1Aの到着で、一連の打ち上げ準備が開始された。

クールーにあるレグルス施設において、P80は88トンの推進剤を搭載、そこからユーロプロプルージョンによってノズルと火薬点火器が一体化された。中間段0/1では熱からの保護、電気ハーネスと推進ベクトル電気機械システムが加えられた。

ベガVV02はESAのVERTA(ベガ・リサーチ・アンド・テクノロジー・アカンパニメント)プログラムによる5回の飛行が予定されている中の最初の一つにあたり、打ち上げシステムの柔軟性を実証する目的を持っている。VV02はESAの4つのミッションの最初のプローバVを打ち上げる予定で、この衛星は搭載された現行のものより少量の植生観測器機によって、日々の植物分布や成長の概要を提供する。

この後に続くベガ・ロケットの第2のペイロードは、アストリウムによって製造されたベトナム政府の為の、VNREDSAT(ベトナム・ナチュラル・リソーシズ・エンバイロンメント・アンド・ディザスター・モニタリング・サテライト)である。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る