日産、タイのASEANテクニカルセンターを拡充…研究開発機能を強化

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タイで発売された新型 日産 シルフィ
タイで発売された新型 日産 シルフィ 全 2 枚 拡大写真

日産自動車は2月6日、ASEAN地域の研究開発拠点、タイの日産テクニカルセンターサウスイーストアジア(NTCSEA)の拡充計画を発表した。

NTCSEAはASEAN10か国および、地域内の6生産拠点の開発を担当。今回の拡充計画は、日産のASEANにおける研究開発を促進するのが目的だ。NTCSEAに新たな設備を追加し、スタッフを増大することにより、業務の拡大を図る。

具体的には、2015年までに、ASEAN地域内で販売される日産車については、現在日本のグローバルR&Dが担当している車両の初期エンジニアリング以降のすべての開発プロセスを、NTCSEAが行うように変更。 日産によると、このNTCSEAの機能の拡充により、ASEAN地域の顧客のニーズを、より的確に商品に反映させることができるという。

また2014年の半ばまでに、総額34億円を投資。NTCSEAにテストコース、シャシーとエンジンの台上実験を含む実験設備や、新たな事務棟を建設する。2010-2016年の間に、NTCSEAインドネシア支社の増強を含め、雇用者数は2010年度比3倍以上の370名に増やす予定だ。

日産の研究開発担当、山下光彦副社長は、「ASEAN地域の研究開発機能の強化は、日産の商品の魅力、競争力、品質の向上につながる。現地の研究開発機能を強化することが、いっそう重要になる」と語っている。

《森脇稔》

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