ボーイングのファントム・アイが自力走行テストを完了

航空 テクノロジー
ファントム・アイ
ファントム・アイ 全 4 枚 拡大写真

ボーイングは2月7日、液体水素を燃料とするファントム・アイ無人飛行機システムが、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で自力走行テストを完了したと発表した。

2月6日に行われたテストの間、ランチ・カートの上に備え付けられたファントム・アイ・デモンストレーターは、最高40ノット(約74キロメートル/時)のスピードに達した。ファントム・アイのチームはまた、さらに高い高度での飛行準備のためのソフトウェアとハードウェアのアップグレードを完了した。

このテストに加えてチームは、最初の飛行テストでエドワーズの湖底の土に埋まって破損した着陸装置を改良した。

ファントム・アイの液体水素推進システムは、航空機に6万5000フィート(約1万9812メートル)の高さから広範囲の絶え間のない監視を実施しながら、水のみをその副産物として生成しつつ、最大4日間の空中滞在を可能にする。

両翼幅150フィートを持つデモンストレーターは、450ポンド(約204キログラム)の有効加重を持つ。初の飛行は2012年6月にエドワーズ空軍基地にあるNASAのドライデン飛行リサーチ・センターとの連携によって行われた。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る