ボーイングのファントム・アイが自力走行テストを完了

航空 テクノロジー
ファントム・アイ
ファントム・アイ 全 4 枚 拡大写真

ボーイングは2月7日、液体水素を燃料とするファントム・アイ無人飛行機システムが、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地で自力走行テストを完了したと発表した。

2月6日に行われたテストの間、ランチ・カートの上に備え付けられたファントム・アイ・デモンストレーターは、最高40ノット(約74キロメートル/時)のスピードに達した。ファントム・アイのチームはまた、さらに高い高度での飛行準備のためのソフトウェアとハードウェアのアップグレードを完了した。

このテストに加えてチームは、最初の飛行テストでエドワーズの湖底の土に埋まって破損した着陸装置を改良した。

ファントム・アイの液体水素推進システムは、航空機に6万5000フィート(約1万9812メートル)の高さから広範囲の絶え間のない監視を実施しながら、水のみをその副産物として生成しつつ、最大4日間の空中滞在を可能にする。

両翼幅150フィートを持つデモンストレーターは、450ポンド(約204キログラム)の有効加重を持つ。初の飛行は2012年6月にエドワーズ空軍基地にあるNASAのドライデン飛行リサーチ・センターとの連携によって行われた。

《河村兵衛》

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