日産田川執行役員、足元の為替続けば500億円超える改善効果も

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日産 サンダーバード工場
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日産自動車は2月8日に2013年3月期の第3四半期決算を発表したが、通期業績については前提となる為替や販売台数見込みの見直しを行わず、従来予想を据え置いた。

日産の今期連結業績予想は営業利益で5750億円(前期比5.3%増)、純利益で3200億円(6.3%減)としている。会見した田川丈二執行役員は中国での販売立て直しに関するコストや欧州市場の落ち込みなどから「簡単な見通しではないが、現時点で大きなリスクはない」と、述べた。

為替の円高修正に伴う増益効果は、足元の1ドル93円レベルが期末まで続いた場合、営業利益段階で「500億円よりも上の効果がある」との見方を示した。また、通期の世界販売目標(508万台)は中国の販売減などにより達成が困難となっているものの、「そこまで販売できなくても(利益目標の)達成は可能」と語った。

日産の第3四半期までの世界販売は約364万台(前年同期比6%増)と、目標に対する進捗は71%にとどまっている。

《池原照雄》

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