横浜ゴム、フィリピンでのタイヤ生産能力拡大に伴う第2次拡張工事を5月に開始

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横浜ゴムは、フィリピンの乗用車用タイヤ生産販売会社ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)の第2次拡張工事を今年5月に開始する。

第2次拡張では年間250万本の生産能力拡大を行い、総投資額は110億円を計画している。2014年秋から量産を開始、2015年にはフル生産に入る計画。第2次拡張計画完了時点でYTPIの年間生産能力は1250万本に達する見込み。

横浜ゴムは2011年1月、YTPIの年間生産能力を700万本(当時)から2017年までに1700万本に拡大する計画を発表。第1次拡張として200億円を投じ2013年までに300万本の生産能力拡大を行い、引き続き第2次拡張として2014年までに1300万本に引き上げる投資を行う計画だった。

第1次拡張は計画通り進み、2013年2月から操業を開始し2014年からフル生産に入る予定で、今回の第2次拡張も当初計画に沿ったもの。第2次拡張で生産能力本数が計画よりやや減少するのは、市場環境の変化に応じ、サイズの大きい高付加価値タイヤの生産能力を強化するため。なお、既存の工場敷地内での拡張は不可能だったため、2011年2月、工場に隣接する土地30ヘクタールを新たに借用し、敷地面積をそれまでの16ヘクタールから46ヘクタールへと2.8倍に拡大している。

YTPIは1996年、輸出向け乗用車用タイヤの生産拠点として設立。現在、内径13~18インチ(2013年末までに20インチまで拡大)の乗用車用タイヤ及びSUV用タイヤを生産し、その大半を北米、欧州、ASEAN諸国に輸出しているほか、北米、アジア諸国の自動車メーカーへも納入している。

《村尾純司@DAYS》

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