日本科学未来館は、今の地球と今の自分についての「知」を深め、未来のビジョンをともにつくり上げることを目指す「つながり」プロジェクトの一環として、2つの新規コンテンツを3月22日から一般公開する。
一つは、未来館のシンボル展示である地球ディスプレイ「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」の新しい上映プログラム「軌跡~The Movements」。太古の昔から現代に至る人類の移動と、現在もやむことなく続く私たちの移動の軌跡を、地球上に描かれた美しいスケッチを眺めるように体感できるプログラムとなっている。
もう一つは、世界的に活躍するテクノ・プロデューサー/DJであるジェフ・ミルズ氏が制作した、Geo-Cosmosをとり囲む空間に流れる音楽。宇宙をテーマに表現を追求してきたジェフ・ミルズ氏が、館長毛利衛の宇宙体験をふまえ、宇宙、地球、人々のつながりをコンセプトに、地球を眺めるためのサウンドトラックを制作した。3月22日には、ジェフ・ミルズ氏によるオープニングパフォーマンスを開催する。
2011年の10周年を機にスタートした「つながり」プロジェクト。その中心となるGeo-Cosmos は、1000万画素を超える超高解像度で宇宙空間に浮かぶ地球を再現するとともに、地球が宇宙におけるひとつの天体であることを再認識する機会を創出。今回の新コンテンツは、地球を「感じる」ことに、より焦点をあてたものとなる。これらの体験によって、多様な視点から地球を眺め、探ることで、地球上のさまざまなものの「つながり」と、私たち人類を含む「地球」というシステムを理解し、地球を未来につないでいくために何をすべきか共に考えることに取り組む。