ヤマハ発動機2012年12月期決算、二輪車販売不振で減収減益

モーターサイクル 企業動向
ヤマハ発動機 柳弘之社長(参考画像)
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ヤマハ発動機が発表した2012年12月期連結決算は、売上高が前年同期比5.4%減の1兆2077億円と減収となった。

マリン事業、特機事業、自動車用エンジン事業は増収となったものの、主力の二輪車事業が欧州での需要減少、インドネシア・ブラジルでの需要減少・在庫調整により減収となった。円高による為替換算影響も450億円の減収効果があった。

二輪車事業の全世界の販売台数は同12.8%減の609万台と2ケタのマイナスだった。

マリン事業は、米国で船外機・ウォータービークル・スポーツボートが需要回復して好調に推移した。ロシアなど新興国でも、船外機が増加した。日本では、漁船・和船、船外機が復興需要もあり増加した。出荷台数は前年同期より2万台増の32万台となった。

その他事業の自動車用エンジンは震災影響を受けた前期に比べて増加した。電動アシスト自転車は震災特需が見られた前期に比べて減少したが、一般需要は増加傾向にある。

収益ではコスト削減・原材料価格下落、経費削減などの増益要因があったものの、欧州・新興国での二輪車販売減少、為替差損に加え、製造物賠償責任引当金の戻し入れの影響、開発費増加などの減益効果が大きく、営業利益は同66.2%減の186億円と大幅減益となった。

経常利益は同57.1%減の273億円、最終利益は同72.2%減の75億円となった

《レスポンス編集部》

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