イタリアのフィアット傘下のアルファロメオは2月15日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー13において、コンセプトカーの『グロリア』を初公開すると発表した。
同車は、アルファロメオとIED(ヨーロッパデザイン学院)が共同製作したコンセプトカー。IEDは1966年に設立された欧州で有数のデザイン専門学校。イタリアに4か所、スペインに2か所、ブラジルに1か所の世界7か所で開校しており、総学生数は800人以上に達する。在学中、企業でデザインを実践できる機会が多く与えられることで知られ、卒業生は各方面で活躍中だ。
アルファロメオ グロリアは、アルファロメオの未来のサルーンを提案したコンセプトカー。アルファロメオは北米市場に再参入する計画だが、このグロリアは主に、米国とアジアの顧客をターゲットに想定する。
サルーンとはいえ、クーペのような流麗なフォルムが、グロリアの特徴。ボディサイズは全長4700×全幅1920×全高1320mm、ホイールベース2900mmと公表された。
搭載エンジンに関して、アルファロメオは、「V6またはV8のツインターボ」と説明。このことからグロリアは、高い運動性能を備えたスポーツサルーンに位置付けられていることが分かる。