フランスの自動車大手、ルノーは2月20日、フランス政府の公的機関向け調達実施機関群連合、UGAPとの間で、2100台のEV納入契約を結んだと発表した。
2100台のEVの内訳は、コンパクトカーの『ZOE』が2000台、4ドアセダンの『フルエンスZ.E.』が100台。UGAPから、今後3年分のオーダーを受注している。
ルノーZOEは2012年後半、フランスで発売。欧州Bセグメントに属するコンパクトな5ドアハッチバックEVだ。1回の充電で最大210kmを走行可能。急速チャージャーを使えば、80%のバッテリー容量を30分以内で充電できる。
また、フルエンスZ.E.は、『フルエンス』をベースに開発されたEVで、2011年に発売。モーターは最大出力95ps、最大トルク23kgmを発生。二次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーで、最大航続距離160km、最高速135km/h(リミッター作動)の動力性能だ。
すでにルノーは、商用車の『カングー』をベースにしたEV、『カングーZ.E.』を20の大手企業から受注。現在、1万5000台以上のカングーZ.Eの納車が進められている。