川崎重工、H-IIBロケット4号機向け衛星フェアリングをJAXAに納入

宇宙 企業動向
川崎重工、衛星フェアリング
川崎重工、衛星フェアリング 全 1 枚 拡大写真

川崎重工業は、H-IIBロケット4号機用衛星フェアリングを、岐阜工場(岐阜県各務原市)で設計・部品製造した後、播磨工場(兵庫県播磨町)で組立後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターに向けて出荷した。

衛星フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打上げ時の空力加熱、音響、振動などの過酷な環境から衛星を保護するためのもの。大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離する。

今回納入した衛星フェアリングは種子島宇宙センターでH-IIBロケット4号機に組み込む。同ロケットは、JAXAが中心となって開発を行った宇宙ステーション補給機(HTV)の4号機を搭載する予定で、今夏の打上げに向けて準備作業を進めている。

今回出荷した衛星フェアリングは、H-IIAロケット用5メートル・シングル・タイプ(5S型)を大型化した5S-H型で、シリンダ部を12mから15mに伸長、荷重増加に対応し各部の構造補強を施しており、この中にHTVが1機組み込まれる予定。

同社は、1993年にH-IIロケット向けに衛星フェアリングを納入したのを皮切りに、H-IIロケット向けは計7機分を納入した。H-IIAロケットも、大型衛星や2基の衛星の同時打上げなど、多様な打上げ需要に対応するため、4メートル・シングル・タイプ(4S型)、4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)、5メートル・シングル・タイプ(5S型)の各種衛星フェアリングを開発・製造し、累計22機分を納入した実績を持つ。

H-IIBロケット向けは、既に3機分を納入している。

《レスポンス編集部》

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