日産、横浜にニスモ新本社をオープン…370Z NISMO を2014年欧州に投入

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ニスモ・グローバル新本社
ニスモ・グローバル新本社 全 6 枚 拡大写真

日産自動車は2月26日、横浜市鶴見区に同社の関連会社であるニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)のグローバル新本社をオープンした。

オープニングセレモニーで日産のカルロス・ゴーン社長は「ニスモは、パフォーマンスカーを身近に感じてもらい、より多くの人々に手頃で革新的なモデルを提供する。小型車であれスポーツカーであれ、ニスモバッジが付いたモデルであれば、ニスモ特有の品質や機能、スタイリング、ダイナミックなパフォーマンスを提供することを約束する」と語った。

ニスモ初の量販車『ジュークNISMO』はすでにヨーロッパと日本で発売されており、来年度初頭にはアメリカでも発売予定。さらに新型『370Z NISMO』のヨーロッパ投入が予定されている。日産は、中期経営計画「日産パワー88」期間中に少なくとも毎年1モデルのニスモ車を投入するとしている。同計画には『GT-R』も含まれている。

新本社は、日産自動車の横浜工場3地区が隣接する鶴見事業所内に建設。一つの建屋の中に機能を集中させ、モータースポーツ活動やパフォーマンスパーツの開発など、キーとなる機能すべてを結集。日産のパワートレイン技術開発部署と同じ地区に、総勢180人の社員が集まる。

ショールームには最大8台の車を展示することが可能になり、隣接した大森ファクトリー店舗は従来より約2倍のサイズとなった。また、大森ファクトリー、レースカー整備場、工作室、研削室、カーボンコンポジット、部品庫等をワンフロアに集約することで、分断されていた各セクションの機能を集中させ、作業効率を高めるレイアウトを採用している。

ニスモは、日本のモータースポーツやパフォーマンスカーファンのほか、世界中のゲームファンに認知されているブランド。今後は、日産の持つ商品群にニスモのスポーティな商品ラインアップを追加することを計画しており、日産が持つブランドアイデンティティを強固なものにするため、商品展開を加速させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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