トヨタ自動車は、米国トヨタ自動車販売が、米国ケンタッキー工場(TMMK)で生産しているクロスオーバーSUV『ヴェンザ』を、4月よりロシアおよびウクライナへ輸出すると発表した。輸出台数は当面、年間でロシアへ約4000台、ウクライナへ約1000台、合計約5000台を予定している。
ロシアとウクライナの両国では、トヨタ販売は大きく伸長しており、昨年のロシア販売は前年を27%上回る16万9000台、ウクライナ販売は前年を13%上回る1万6000台となった。今回、顧客の多様なニーズに対応できるラインナップを提供するため、新たにヴェンザを追加することとした。
米国生産車の輸出は1988年に開始。現在の輸出先は、カナダ、メキシコをはじめ21の国と地域に及んでおり、米国がグローバル市場に向けた供給拠点として着実に成長していることを示している。昨年の輸出台数は前年を45%上回り、過去最高の約12万4000台となった。