東芝、画像認識プロセッサーLSIの新製品を発表

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東芝・画像認識プロセッサLSI「Visconti 3(TMPV7528XBG)」
東芝・画像認識プロセッサLSI「Visconti 3(TMPV7528XBG)」 全 2 枚 拡大写真

東芝は、車載向けカメラなどに適用可能な画像認識プロセッサLSIの新製品「Visconti 3(TMPV7528XBG)」を2013年4月からサンプル出荷する。サンプル価格は8000円。

新製品は、新たに英ARM社Cortex-A9 MPCore(2コア)を搭載することで、機器側のソフトウェア開発を容易にしたほか、単精度・倍精度浮動小数点演算ユニットによる画像処理性能の向上を図った。

これにより、カメラからの入力映像を処理し、自車周辺の車線境界線や、車両、歩行者、標識など複数の認識対象を同時に検知する、車載向け「Visconti」としての従来用途に加えて、カーナビゲーションや車載通信システムと融合させることで、撮影映像をクラウド上の情報とリンクさせるなど、新たな用途に活用できる。

また、車載向け以外の用途として、監視カメラシステムに組み込むことで、撮影映像をスマートフォンで共有したり、人物認証システムやデジタルサイネージのシステムに適用するなど、幅広い用途への適用が可能。

東芝は、新製品を「Visconti 3」の第一弾とし、今後も画像認識プロセッサLSIのラインアップを強化。車載市場に加え産業市場においても事業拡大を図り、2015年度で「Visconti」シリーズ全体で年間200万個以上の販売を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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