新日鉄住金、アキュラ RLX のボディパネルに高耐食性鋼板を供給
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今回、RLXではドアアウターパネルにアルミを採用。コストに優れる鉄素材を用いたインナーパネルと、軽量化のためのアルミのアウターパネルという異種金属を結合したハイブリッドドアを実現するためには、部品設計の適正化、部品組み立て方法の開発に加え、異種金属を接合した際に発生するさび(電食)を防止する高防錆鋼板の適用が必要となることから、同社の高耐食性めっき鋼板が採用された。
スーパーダイマは、表面に亜鉛を主成分に約11%のアルミニウム、約3%のマグネシウム、微量のシリコンからなる合金めっきを施し、従来の溶融亜鉛めっき鋼板と比較して優れた耐食性を保有。これまで電機、住宅向けに使用されてきた。
今回アルミと鉄のハイブリッド構造のドアを世界で初めてホンダが量産車として開発する際、従来自動車に広く使用されている鋼板と比較して、スーパーダイマのめっきの特性は、アルミとの接合時の電食の進行に対して良好であることから、今回の採用に結び付いたという。
《纐纈敏也@DAYS》