運輸政策研究機構、「第114回運輸政策コロキウム」を3月25日に開催

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運輸政策研究機構は、バスやトラックが引き起こす、重大事故の要因解明と安全施策を提案する、「第114回運輸政策コロキウム」を3月25日に開催する。

コロキウムのテーマは、「トラック運転者の安全な運行環境に関する研究」、講師は、嶋本 宏征(運輸政策研究所研究員) 、コメンテータ:斉藤 実(神奈川大学経済学部長)で実施する。

この背景として、近年,交通事故が減少傾向にある中で,バスやトラック等が関与する重大な事故は依然として後を絶たず、特にトラックが関与する事故で、過労や居眠り運転が原因の場合は重傷・死亡割合が30%と高率を占めている。

トラック事業者の半数以上が保有車両10台未満の小規模事業者で、それらが下請・孫請けとして機能している。

下請が多重化すると、下位の事業者は受注金額が安く、十分な運行コストを賄うことができないこと等の理由で、安全管理が不徹底となると考えられ,これが安全運行を脅かす要因の一つとなっている。

本研究では,このような下請構造や,荷主が提示する輸送条件の影響等に着目し,トラック運転者に過労運転をもたらす要因の解明を試み,安全施策を提案するもの。

《平泉翔》

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