ホンダブースでは、電気自動車(EV)や、プラグインハイブリッド車のバッテリーから電力を取り出して使うインバーターを参考出品していた。1.0kWタイプと、3.0kWタイプの2種類がクルマに接続された状態で展示されていた。
インバーターと接続するコネクタは端子部が急速充電用のCHAdeMO(チャデモ)規格と同様のものとなっているが、CAN通信の機能は持っておらず、厳密にはCHAdeMO規格に則ったものではないという。インバーターを通して出力されるAC100Vの電力では、パソコン等の精密機器も扱えるようだ。
インバーターはいずれも参考出品扱いで、1.0kWタイプが『フィットEV』に。3.0kWタイプは北米仕様の『アコード』をベースとしたプラグインハイブリッド(PHV)のコンセプトモデルに接続されていた。
興味深いのはこのアコードで、北米仕様でありながら右ハンドル。そして前面も北米市場で販売しているPHV仕様のデザインではなく、ノーマルモデルと同様という、実にハイブリッド感あふれるものだった。