車載用カメラ、特許総合力トップはデンソー…パテント・リザルトまとめ

自動車 ビジネス 企業動向
車載用カメラ 特許総合力トップ5
車載用カメラ 特許総合力トップ5 全 4 枚 拡大写真

パテント・リザルトは、日本に出願された車載用カメラ関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめた。

近年、運転者の視界を支援するために、車両周辺を監視するカメラを搭載する自動車が普及してきている。同調査では周辺を監視するための車載用カメラに着目し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

調査の結果、総合力ランキングでは、1位デンソー、2位住友グループ、3位パナソニックとなった。

1位となったデンソーで注目度が高い特許は、カメラレンズに付着した付着物を除去する「車両用操作装置」が挙げられる。同社は、2003年頃から出願件数が増加し、その後一時減少したが、再度件数が増加傾向にある。

2位住友グループは、他社と比べ出願件数が増加し始める時期が早く、90年代後半から多く出願されている。注目度が高い特許には、プリズムに関する「車両周辺視認装置」が挙げられる。

3位のパナソニックで注目度の高い特許は、車載カメラの切り替えに関する「車載カメラ映像合成透視装置」が挙げられる。同社は、近年出願件数が減少傾向にある。

海外への特許出願状況は、基本的にはアメリカが多いが、上位2社のデンソー、住友グループは欧州特許庁よりも欧州の中でドイツ一国に限定している広報が多いことが特徴的。また、中国への出願も各社の件数が増えていることが分かった。

なお、総合力ランキングの4位はトヨタ自動車、5位は京セラだった。

《村尾純司@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る