ブリヂストンは3月4日、イタリア・バリ工場を2014年上期中に閉鎖すると発表した。
バリ工場は、1962年に操業開始した乗用車用ラジアルタイヤ工場で、主に汎用製品を生産。近年の欧州経済不況の影響により需要が減少したことに加え、新興国メーカーなどとの価格競争が激化。バリ工場では競争力強化に向けて努力を行ってきたが、最終的に工場を閉鎖せざるを得ないという結論に至った。
同工場では約950人の従業員が就業しているが、ブリヂストンの欧州統括会社BSEUでは、従業員とその家族および地域社会に対する影響が最小限に止まるよう、協議と対話をしていく。