【ジュネーブモーターショー13】BMW、i3 コンセプトクーペ にPHV…最大300km走行可能

自動車 ニューモデル モーターショー
BMW i3 コンセプトクーペ
BMW i3 コンセプトクーペ 全 4 枚 拡大写真

BMWが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」は3月4日、『i3コンセプトクーペ』の新仕様の概要を明らかにした。実車は3月5日(日本時間3月5日夕方)、スイスで開幕するジュネーブモーターショー13でワールドプレミアされる。

画像:BMW i3 コンセプトクーペ

i3コンセプトクーペは2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12で初公開。iブランドからは、2013年に小型EVの『i3』、2014年にプラグインハイブリッドスポーツカーの『i8』が発売されることが決定済み。i3コンセプトクーペは、iブランドの第3弾モデルを示唆した1台だ。

そのデザインは、車名が示す通り、『i3コンセプト』のクーペ版。5ドアハッチバックのi3に対して、i3コンセプトクーペでは後部のドアをなくし、軽快な雰囲気を持たせた。リアサイドのガラスの処理には、ユニークな発想を表現する。

パワートレインは、i3コンセプト同様、EV。モーターは最大出力170ps、最大トルク25.5kgmを発生する。シングルスピードのトランスミッションを介して、後輪を駆動。二次電池は、リチウムイオンバッテリーを積む。

今回BMWは、ジュネーブモーターショー13において、i3コンセプトクーペの新仕様を初公開。今回はEVではなく、プラグインハイブリッド車(PHV)を提案する。その考え方は、発電専用のエンジンを搭載した、いわゆる「レンジエクステンダー」だ。

レンジエクステンダーとは、基本をモーターで走行するEVとし、バッテリー残量が少なくなると、発電専用のエンジンを始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、航続距離を伸ばす仕組み。

i3コンセプトクーペのPHVでは、EVパワートレインを基本に、発電専用の小排気量ガソリンエンジンを追加。BMWは、「航続距離は最大でおよそ300km程度」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
  2. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  3. 【シトロエン ベルランゴ 新型試乗】室内も走りも、シトロエンらしい“心地いい系”…島崎七生人
  4. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
  5. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る