ランクセス、高性能エコタイヤ向けゴムの製造を開始

自動車 ビジネス 企業動向
ランクセス(webサイト)
ランクセス(webサイト) 全 1 枚 拡大写真

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスは、高性能ゴムメーカーとしてのポジション強化を図ると発表した。

同社は、ブラジル南部のトリウンフォ拠点においてフィージビリティスタディを実施し、標準タイヤ向けのESBR(エマルション・スチレン・ブタジエン・ゴム)の製造から、高性能「エコタイヤ」向けのSSBR(ソリューション・スチレン・ブタジエン・ゴム)の製造に転換することを決定した。

現在、ESBRの年間製造能力11万トンを誇るトリウンフォ拠点において、約8000万ユーロを投資し、製造技術の転換を行っている。投資資金は営業キャッシュフローで調達する予定で、この転換期間中に最大500名を臨時雇用し、2014年末から、SSBRの最新グレードの製造を開始するとした。ESBRは今後、ブラジルのドゥケ・デ・カシアス拠点から供給を行う。

また、過去2年間で高性能ゴムのSSBRとネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-PBR)の製造能力を年間計7万トン増強。さらに、2015年の上半期には、アジアのタイヤ業界に向けてシンガポールに世界規模のNd-PBR製造プラントの稼働を開始する予定としており、総投資額は2億ユーロを見込む。

《村尾純司@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る