ランクセス、高性能エコタイヤ向けゴムの製造を開始

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ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセスは、高性能ゴムメーカーとしてのポジション強化を図ると発表した。

同社は、ブラジル南部のトリウンフォ拠点においてフィージビリティスタディを実施し、標準タイヤ向けのESBR(エマルション・スチレン・ブタジエン・ゴム)の製造から、高性能「エコタイヤ」向けのSSBR(ソリューション・スチレン・ブタジエン・ゴム)の製造に転換することを決定した。

現在、ESBRの年間製造能力11万トンを誇るトリウンフォ拠点において、約8000万ユーロを投資し、製造技術の転換を行っている。投資資金は営業キャッシュフローで調達する予定で、この転換期間中に最大500名を臨時雇用し、2014年末から、SSBRの最新グレードの製造を開始するとした。ESBRは今後、ブラジルのドゥケ・デ・カシアス拠点から供給を行う。

また、過去2年間で高性能ゴムのSSBRとネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-PBR)の製造能力を年間計7万トン増強。さらに、2015年の上半期には、アジアのタイヤ業界に向けてシンガポールに世界規模のNd-PBR製造プラントの稼働を開始する予定としており、総投資額は2億ユーロを見込む。

《村尾純司@DAYS》

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