法政大、都市災害に備える「防災セット」を開発…帰宅困難女性100人にインタビュー

自動車 ニューモデル 新型車
折りたたみが可能なバッグインプロテクター
折りたたみが可能なバッグインプロテクター 全 6 枚 拡大写真

法政大学は3月6日、大島礼治研究室が開発中の都市災害における帰宅困難者のための防災セットを、今夏以降、全国の企業・自治体・学校等を対象に販売予定であると発表した。

大島研究室では、昨年3月に産学連携プロジェクト「SG:P(self guard project)」を立ち上げ、同研究室の学生2名が中心となってコンセプト開発から製品化までに一貫して携わった。

防災セットの開発にあたって、東日本大震災時に帰宅困難を体験した女性100名へのインタビュー調査を実施、“自助”の考えを基に帰宅するまでの必要最低限の備えとは何かを検証、コンパクトさと実用性の両立を突き詰めた。

防災セットは「バッグインプロテクターセット」と「防炎フードケープセット」の2種類。いずれも、帰宅までに最低限必要と考えられる10アイテムをコンパクトに同梱した。

「ヘッドプロテクター」は、落下物の力を左右に受け流す不均等なアーチ構造、上板を脱着する組み立て式という今までにない機構によりビジネスバッグに入れて持ち歩くことのできる携行性を実現。

また、「防炎フードケープ」は、帰宅困難を経験した女性の体験談を踏まえ、都市での震災時の大きな課題とされる「火災」から身を守るだけでなく、授乳時・排泄時等のプライバシー保護などの点に配慮している。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る