【IIHS衝突安全】マツダ アテンザ 新型、最高評価

自動車 テクノロジー 安全
IIHSが実施した新型マツダ アテンザのスモール・オフセット衝突テスト
IIHSが実施した新型マツダ アテンザのスモール・オフセット衝突テスト 全 4 枚 拡大写真

米国IIHS(道路安全保険協会)は3月7日、新型『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)を、最高の衝突安全性能を備えた「2013トップセーフティピック+」に認定すると発表した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。そして、ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。

さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。また今回から、前面オフセット衝突テストに「新スモール・オフセット」と呼ばれる新方式を追加。フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつける。これは、実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだ。そして、総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック+」に認定し、高い衝突安全性能を認定している。

新型マツダ アテンザのテスト結果は、前面衝突ではダミー人形への傷害レベルが、頭/首/胸/右足/左足と、全ての部位で最小限。GOOD(優)評価を得た。

側面衝突も、運転席のダミー人形、後席のダミー人形ともに、頭、首、胸、足と全ての部位へのダメージが最小限。GOOD(優)評価を得た。ボディの安全構造に関しても、前面衝突、側面衝突ともにGOOD(優)評価。また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)だ。

一方、新スモール・オフセットテストでは、ダミー人形の胸と大腿部への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。しかし、その他の部位の頭/首や足への傷害レベルは、上から2番目のACCEPTABLE(良)と評価が分かれた。ボディの安全構造に対する判定も、ACCEPTABLE(良)。

この結果、新型アテンザは総合評価が最高のGOOD(優)となり、2013トップセーフティピック+に認定された。この結果を受けて、マツダノースアメリカのジム・オサリバン社長兼CEOは、「今回のIIHSのテスト結果は、マツダが最高レベルの乗員保護性能と、ファントゥドライブを実現していることの証」とコメントしている。

《森脇稔》

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