ロッキード・マーチン社は3月11日、サウジアラビア空軍のF-15SAのパイロットと、メンテナンスのトレーニングシステムを改良する為の2億5300万ドルの契約を交わしたことを明らかにした。
この契約によって、F-15SAのパイロット達は空対空、空対地、空中戦闘操縦、迎撃戦術等の訓練を360度フルミッション・バーチャルトレーナーで完了することになる。このシステムはF-15の訓練では初となる、シングルドームの中のデュアルシート・コクピットを持ち、操縦士達の協同訓練を可能にする。
メンテナンスに関しては、ロッキード・マーチンは実際の航空機を使うことなくトレーニングが可能なバーチャル・システムを提供する。このシステムには基本的メンテナンス、着陸装置、拘束フック、武装、操縦装置、ジェット燃料スターターなどのトレーニングが含まれる。
ロッキード・マーチンは2020年までにこのバーチャル・トレーニングシステムを納入する予定である。