フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『オクタビア コンビ』を初公開した。
『オクタビア』は、シュコダの主力Cセグメントセダン。初代モデルは1996年に発表され、フォルクスワーゲン『ゴルフ』やアウディ『A3』と車台を共用していた。2004年には、現行の2代目にモデルチェンジ。引き続き、ゴルフやA3の車台をベースに開発されている。
シュコダは2012年12月、3世代目となる新型オクタビアを発表。今回、ジュネーブモーターショー13で初公開された新型オクタビア コンビは、そのステーションワゴンバージョンだ。
新型オクタビアコンビは、セダン同様、フォルクスワーゲングループが新開発した新型モジュラープラットホームの「MQB」を採用。このMQBは、新型『ゴルフ』や新型『アウディA3』にも導入されている。
新型のボディサイズは、先代比で全長が90mm、全幅が45mm、ホイールベースが108mm拡大。室内空間が広げられた。シュコダは、「とくに後席のゆとりが向上。後席足元の空間は73mmと、クラストップレベル」と自信を示す。
エンジンは、ガソリンとディーゼルの合計8ユニット。中でも、1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」は、最大出力110psを発生する。フォルクスワーゲンの「ブルーモーション」に相当する「グリーンライン」仕様の場合、欧州複合モード燃費29.4km/リットル、CO2排出量89g/kmと、環境性能は優秀だ。